ジブリ映画の最新作、『コクリコ坂から』を観てきました。いとこと。
『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』があまりグッとこなかった分、
期待感は半分くらいにおさえつつ観にいきました。
(ぽにょ可愛いんだけど、崖の上のポニョ自体はあんまり好きじゃなかった)
たまたまプレミアシートだったので、
広い座席で、借りた毛布にくるまりながら観劇。
結論、私はすっごい楽しめました。
いい意味で期待を裏切られた。
テイストとしては「耳をすませば」に近いかな?
ジブリらしいやさしい透き通ったタッチの絵。
舞台は朝鮮戦争あけてすぐくらいの横浜、桜木町。
わたしなんてまだまだ生まれてない時代。
なのにどこか懐かしいかんじがする。それがかんじとれる。
規則正しい生活。
賑わう家族の団らん。
一致団結し活気あふれる学生たち。
ものが堆く積まれ雑多だけどどこか秩序ある部室棟。
観客に物語を一生懸命追わせるタイプの映画じゃなくて、
観客にどこか懐かしいこの世界観を楽しませる映画だとおもう。
作品中にたちこめた懐かしさが、「使い捨て」「ファスト化」が進む現代への反発のようにも受け取れた。
ずんって大きい感動があるわけじゃないけど、
じんわりと心に残る作品だったとおもう。
「大切な人と観てください」ってTVで番宣やってたけど、
きっと大切な人と観たら200倍よくなる映画。
(わたしはある意味大切な人(いとこ)と一緒に観ることになったけど)
舞台が桜木町なので、桜木町周辺で映画を見て、
映画観おわってから横浜の海を眺めながら一緒に帰る。
なんてそういうデート素敵。いいないいな。
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